【大人の常識】不思議な習慣のある「冬至」ってどんな日?

 

一年でいちばん長い夜が訪れる日、冬至。

「そういえば子供の頃、冬至になるとなぜかご飯でかぼちゃの煮つけが出て、ゆず湯に入ったな・・・。」

そんな記憶のある人も多いのではないでしょうか。天文学的に見ると冬至の日は北半球が太陽に当たる時間が短いらしい、ということは察しがつくのですが、考えてみると冬至に行っている不思議な習慣は多くあります

一体なぜそのような習わしが生まれたのでしょうか。昔の人にとって、冬至とは一体どのような日だったのでしょうか。そして今の私たちにとっての冬至とは?知らなかったら恥ずかしい大人の常識をおさらいしましょう!

昔、冬至は「死に一番近い日」とされていた?!

一年で一番長い夜を過ごす冬至の日は、昔の人にとってはとても不安な日でもありました。季節的に食料も手に入りにくく、さらには生命の源でもある太陽の光の恵みも十分に得ることができない、こんな状態で無事に冬を乗り越えることができるのだろうか・・・と考えたからです。だから冬至の日は人間の魂も一時的に仮死すると考えられ、「死に一番近い日」とされていました。この不安な気持ちを打ち消すために、厄を祓い、無病息災を祈る風習があるのです。(※諸説あります)

冬至の習慣は、現代社会でも理にかなっている

冬至の習慣は親から子へ代々伝わり、今もまだその習わしが残っています。最初は「厄を祓い、無病息災を祈る」という目的で行われていたものですが、現代社会でも理にかなっているところがあるようです。

ゆず湯は風邪の予防に効果的

たくさんのゆずを湯船に浮かべて入る、ゆず湯。もともとはゆずの強い香りが邪気を祓う、という禊や祓いの意味があったそう。しかしゆず湯はじっくり入浴することで体が温まり、血行促進、冷えの緩和、風邪の予防にぴったりな働きがあったのです。爽やかなゆずの香りで気持ちもリフレッシュできるから、ストレス社会に生きている現代人にふさわしい習慣と言えますね。

冬至粥を食べて身体を温める

お粥の中に小豆を混ぜた冬至粥。小豆は食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。またお粥は消化も早く身体を温める効果もあるので寒い冬の季節には、ぜひ取り入れて欲しい食べ物です。体温が上がることで身体の免疫力も上がりますので、風邪などの予防にも繋がります。冬至の日だけではなくオススメです。

かぼちゃのビタミンは体を強くする

昔から「ん」のつく物を食べると運を呼び込むと言われ、特に「ん」がふたつある食べ物は「冬至七種(とうじななくさ)」と言われ、これを食べると幸運につながるのだそう。特にかぼちゃ(なんきん)は保存性にも長けていたことから、冬至に食べる習慣ができたそうです。かぼちゃはβ-カロテン、ビタミンEやCが豊富で、血液の循環を良くし、胃腸を強め、疲れや風邪防止に効果的。体調を崩しやすい冬至の季節。積極的に食べることで体を強くして、慌ただしい年末を乗り切りましょう!

今、冬至は「運気が上昇する」ラッキーな日

以前は不吉な日でもあった冬至ですが、今や「運気が上昇する」ラッキーな日として認識されています。「太陽のパワーが弱まっていく日々が続いていたけれど、冬至を境にまた力が蘇ってくる」と考えられているからです。実はこれも古くからあった考え方で、奈良時代から江戸時代まで冬至の日は宮中で祝いの宴が催されていました。しかし飢えや災害などに苦しんでいた庶民にとっては、どちらかというとネガティブな意味合いの方が強かったのでしょうか。吉と凶、両方の考え方ができる冬至ですが、今は「運気が上昇する」という意味合いで親しんでいる方が多いようです

一年に一度しかない冬至、縁起物にあやかって、無病息災や運気上昇を願いましょう!

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