【運動と肌の関係とは?】運動が健康的な肌を作り出す5つの理由

 

運動と肌の関係性は?

運動している人は、健康的で爽やかな印象がありますよね。だからか肌にトラブルを抱えているイメージがありません。実際に運動と肌は関係があるのでしょうか。今回はこの関係性について深堀します。

運動で得られる肌がきれいになる理由は?

事実、運動をすることによって肌の状態が変化することがカナダの研究者達によって証明されています。私たちは年を取ると角質層が分厚く、真皮層は薄くなっていきます。それが運動をすることによって角質層が薄く、真皮層は厚く、さらにはコラーゲン量も増加するという結果が出たのです。それ以外にも、運動をすることは肌にとって良いことがたくさん!どんな影響があるのでしょうか。

【理由①】血行促進効果で、くまやくすみの解消

運動をすると全身の血液のめぐりがよくなり、血行促進につながります。血液は酸素や栄養をは込む役割も担っているので、血液が滞ることが原因で起きている目の下のくまや、かおのくすみが解消されます。つまり生き生きとした健康的な顔色になることができるのです。

【理由②】汗をかくことでのデトックス効果

私達の身体には生命活動をしていく上で不要となったゴミが発生します。それを老廃物といい、汗や尿、便で排出されます。老廃物が溜まると、むくみや便秘による肌荒れなど、身体にとって悪影響を及ぼします。身体に溜めないようにするには、日頃からしっかり排出できる環境を作ることが大切。汗をかくことによって老廃物が体外に排出できるので、結果として健康的な肌をキープできることにつながります。

【理由③】脳内ホルモンの分泌によるストレスの解消

ストレスが肌の大敵であることは、すでにご存じかと思います。有酸素運動を続けると、脳の血液中に快感ホルモンであるβ-エンドルフィンが分泌されます。その結果、精神的な緊張がほぐれ、ストレスの解消につながると考えられています。ウォーキングのような簡単な運動でも効果が見込めるそうなので、是非取り入れていきたいところ。

【理由④】成長ホルモンや筋肉ホルモンの分泌による肌の再生

運動をすると、ターンオーバーを促し健康的な肌へ導いてくれる成長ホルモンが分泌されます。これは私達の体内にあるアミノ酸の中のひとつであるアルギニンが、運動をすることによって体内に発生する一酸化窒素を介して成長ホルモンの分泌を促進させるからです。その他、運動することによって筋肉ホルモンであるマイオカインが発生し、血液にのって肌へ届けられることで肌の代謝が活性化されることがわかっています。

【理由⑤】良質な睡眠を得られる

運動をする習慣のある人は、寝つきがよくなり、夜中に目を覚ますことが少なくなるということが研究によりわかっています。これはノンレム睡眠の時間が増え、成長ホルモンがより分泌されやすい環境を作り出していることになります。さらに深い眠りにつけることによって睡眠時間が長くなり、疲労回復効果やストレスが溜まりにくいといった、身体にとって嬉しい効果を得ることができます。

運動で改善できる肌トラブル

運動が肌にとってよい影響をもたらすことは、おわかりいただけたでしょうか。もし今、原因がよくわからない肌トラブルに悩まされていたら、運動が解決してくれるかもしれません。今度は悩み別に運動が与える影響を考えてみましょう。

シワやたるみ

顔のシワやたるみにも、もちろん運動は効果的です。前途の表情通り、運動習慣があると真皮のコラーゲンが増えるという結果が出ています。ただ、たるみは表情筋の筋量が減っていることでも起こります。この悩みの場合は全身運動に加えて、顔の表情筋を鍛えることも忘れないようにしましょう。

ニキビ

運動をすることがニキビ対策になるのは、きちんと理由があります。毛穴から汗が流れることによって、皮脂や角質などが毛穴に詰まりにくくなります。その結果、ニキビの予防になると言われています。その他、血行がよくなることで全身の新陳代謝が高められて、ニキビのような肌トラブルからの回復もスムーズに行われるようになります。そしてストレス解消効果によって、ホルモンバランスが安定し、皮脂の分泌量も抑えられます。ただ、汗は放置していると雑菌が繁殖する原因となるので、汗をかいたら早めに洗い流しましょう。

シミ

シミは以前紫外線によって生成されたメラニン色素が排出されず、角質層に留まっている状態。ターンオーバーを促して、メラニン色素を含んだ角質を押し上げてあげることが一番の解決策。身体を動かすと血行がよくなり新陳代謝が高められるので、シミがなくなることも十分に考えられます。

肌がきれいになる運動

運動と一言に言っても、種類は様々。どのような運動がより肌にとっていい影響を与えるのでしょうか。

有酸素運動

ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの長時間継続して行う運動を指します。これらは運動中に筋肉を伸縮させるためのエネルギーを酸素と体内の糖や脂肪が作り出すことから、有酸素運動と言われています。

運動 最適な時間・回数(週)
ランニング 30分以上、週2回を目安に。
少しキツい〜キツいと感じる程度の負荷で行う。
ウォーキング 30分以上、週2回を目安に。
いつもより歩幅を広げて早歩きを意識する。
水泳 30分以上、週2回を目安に。
泳ぐ前には準備運動を必ず行い、適宜休憩をはさむこと。

無酸素運動

短距離走やバーベルを使った筋トレのような、短い時間に大きな力を発揮する、強度の高い運動を指します。筋肉を動かすためのエネルギーを、体内の糖を利用して作り出します。酸素を必要としないことから無酸素運動と言われています。

肌を支える筋肉を育てることによって、ハリのあるしなやかな肌になることが期待できます。また筋量が増えることによって基礎代謝も上がり、ターンオーバーが促されて健やかな肌を維持することができるでしょう。高強度の無酸素運動を持続できる時間は1~3分程度と言われているので、休憩をはさみつつ無理のない程度に行ってください。

注意:過剰な運動はむしろ肌を悪化させる原因に

運動は身体にいいことですが、やみくもに身体を動かせばいいというわけではありません。やりすぎは身体の部位を故障する場合がありますし、肌にとってあまりよくない環境を作り出してしまう可能性もあります。

【原因①】活性酸素を大量に産み出す

活性酸素は殺菌力が強く、体内では最近やウイルスを撃退する役割を果たしています。健康に生きていくためには必要不可欠なものですが、問題は体内で過剰に発生した場合です。その反応性の高さから正常な細胞や遺伝子をも攻撃し、変性させてしまう危険性があるからです。過剰な運動は活性酸素を多く生み出してしまうので、注意が必要です。

【原因②】男性ホルモンを過剰に分泌する

運動をすると男性ホルモンの一種であるテストステロンが分泌されることがわかっています。男性ホルモンは「男性の活力の源」と言われている大切なホルモンですが、過剰に分泌されてしまうとホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランスが崩れると、過剰な皮脂分泌やニキビなどの肌荒れの原因になりかねません。

まとめ:最適な運動できれいな肌は手に入れられる

  • 運動をすると肌の加齢状態(角質層が厚く、真皮層が薄い)を防ぐことができる。
  • 運動をすることによって様々なホルモンが分泌されて、肌によい影響を与える。
  • ニキビなどの肌トラブル解消にも、運動は有効な手段。

 

参考:
国土交通省 歩く効果・効用

江崎グリコ株式会社 睡眠と成長ホルモンに働くアミノ酸
国立スポーツ科学センター アルギニン
NPO法人立命フィットネス研究会 運動で肌は若返るのか?
日経ビジネスオンライン 運動の習慣で「睡眠が若返る!」
ザ・プロアクティブカンパニー株式会社 ニキビ対策に運動が効果的な理由
e-ヘルスネット 活性酸素と酸化ストレス
日本Men’s Health医学界 テストステロン

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