男の肌の乾燥やシワを防ぐコラーゲン。その種類や効果と正しいスキンケア方法を解説

肌のお手入れに必要な有効成分。多くの種類の成分がありそれぞれ効果は異なります。

それぞれの効果を正しく理解することで、あなたの肌トラブルを効率的で効果的に改善することができます。

今回はその中でも男性の肌にハリや弾力を与える、コラーゲンについて解説していきます。

爽やかで若々しい肌を保つ必須成分!コラーゲンってなに?

コラーゲンは肌の真皮層の約70%を占めているタンパク質の1種で、長い鎖状になったアミノ酸が三重らせん構造になったものです。肌にハリと弾力を与え、みずみずしく健康的な肌を保つ役割をしています。

私たちの体内には29種類ものコラーゲンが確認されており、骨や臓器、血管、関節など、あらゆる部位に存在して身体の機能をサポートしています。

コラーゲンで解決できる肌トラブル

化粧品に配合されているコラーゲンは、どのような効果が期待できるのでしょうか?解説します!

1.乾燥

タンパク質の一種であるコラーゲンは、基本的には分子量が大きい成分で、高い保湿力を持っています。

化粧品に配合される高分子コラーゲンはアテロコラーゲンといい、コラーゲンが存在する真皮層まで浸透することができません。しかしアテロコラーゲンは高分子の膜を張るようにして肌表面を乾燥した外気から守り、高い保湿力でうるおいを守る効果があります。

しかも化粧品の水分が蒸発してしまったとしてもアテロコラーゲンは肌に残るので、比較的長い時間、保湿効果を期待することができるでしょう。

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2.シワ

顔に浅く細かくある、乾燥によってできてしまった小ジワ。角質層や表皮の水分が不足してしまい、肌が厚くなったり硬くなったりすることでシワになる(または目立ちやすい)といわれています。

乾燥小ジワを改善するには、まずは保湿をしっかり行うことが大切です。コラーゲンは優れた保湿力のある成分なので、積極的に使うことによって乾燥小ジワが目立たなくなることが期待できます。

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コラーゲンの種類

体内に存在しているコラーゲンは29種類。その中でも肌に関わりの深い3種類をクローズアップします。

Ⅰ型コラーゲン

肌の真皮にも多く存在して、ハリや弾力をもたらしています。体内では肌の他に、骨、腱、角膜などに存在していて、体内のコラーゲンの90%を占めると言われています。

Ⅳ型コラーゲン

表皮と真皮の境目に存在してつなぎとめる役割を持つ基底膜に存在しているコラーゲンです。ハリや弾力のある肌を保つには、基底膜のコラーゲンが正しい構造で存在することが重要と言われています。

Ⅶ型コラーゲン

Ⅳ型コラーゲンと同じく基底層に存在しているコラーゲンです。Ⅳ型コラーゲンは肌を身体に接着させる働きがあり、なくなってしまうと皮膚潰瘍などの症状を引き起こしてしまう可能性があります。

また健康的な爪を作るためにも重要な働きをしています。現在も研究・開発が進められている成分です。

コラーゲンとアミノ酸の関係について

今までお伝えしてきたとおり高分子であるコラーゲンは、肌への浸透は期待できません。そこで注目したい成分が、アミノ酸です。

コラーゲンはアミノ酸がたくさん繋がった成分です。アミノ酸はコラーゲンの1/3,000の大きさなので、角質層まで浸透してうるおいを保ち、ハリのある肌へと導くことができるのです。

ただコラーゲンに近い効果を期待するのであれば、コラーゲン特有のアミノ酸配列になったものを選ぶことがポイントです。

コラーゲン配合化粧品を選ぶ際のチェックポイント

それではコラーゲンが配合されている化粧品は、どのように選べばよいのでしょうか。

1.目的に合わせてコラーゲンのタイプを選ぶ

化粧品に使われる多くのコラーゲンは加水分解コラーゲンです。これは分子量を小さくして浸透しやすくする目的はもちろん、本来、水に溶けにくいコラーゲンを化粧品に配合しやすいように加工するためでもあります。

しかしコラーゲンの保湿力は分子量と比例しているため、加水分解コラーゲンは高分子コラーゲンに比べると保湿力が劣ります。粘性が低く、サラっとした使用感が特徴です。

一方、アテロコラーゲンは、原料のコラーゲンからアレルギーを引き起こす可能性のあるテロペプチドを分解し除去したもので、三重らせん構造を保っています。そのため分子量が大きく保湿力に優れています。

化粧品の他にも美容医療で使われるコラーゲン注射などでも使用されています。化粧品に少量配合しただけでもテクスチャーを変えることができるほどの粘性の高さが特徴で、ピタっとした使用感が特徴です。

肌への浸透を見込める加水分解コラーゲンと、肌表面に留まり高い保湿力をキープするアテロコラーゲン。目的に合わせて選ぶようにしましょう。

2.配合されている他の成分について

加水分解コラーゲンの効果を高めるには、同じ保湿成分であるヒアルロン酸が配合されている化粧品がお勧めです。加水分解コラーゲンは角質層へ浸透しうるおいを保つ役割を果たし、一方でヒアルロン酸は肌表面に留まり乾燥した外気から肌を守ります。

同様に肌表面で保湿する効果のあるアテロコラーゲンの場合は、角質層まで浸透して水分を蓄えるセラミドが配合されている化粧品と相性がよいでしょう。

3.こういうときの使用は注意

化粧品に含まれているコラーゲンは、以前は動物由来(主にウシの皮膚由来)のものがメインでした。しかしBSEなどの病原体の混入の問題があることから、現在は魚由来(サメなど)のものが中心となっています。

しかしアレルギーを引き起こすリスクに関しては、未だ未解決です。最近の学説では皮膚から侵入したアレルゲンが食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎などの症状を引き起こすきっかけとなることが判っています。

免疫力が低下しているときや、肌が敏感に傾いているときにアレルギー反応が出やすいと言われています。アレルギーを引き起こす可能性のあるテロペプチドを分解しているとはいえ、はじめてコラーゲン配合の化粧品を使うときには体調や肌の調子をよく見ながら使いましょう。

コラーゲン配合のスキンケア用品を効果的に使う3つの方法

  • 肌へ浸透させたいなら加水分解コラーゲンかアミノ酸が配合されている化粧品を選びましょう。
  • 肌表面で乾燥した外気からうるおいを守りたいなら高分子タイプのアテロコラーゲンがお勧め!
  • ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿効果の高い成分を一緒に使うと、さらにうるおいアップ!

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